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DeFi

BNBチェーンとは?特徴、メリット/デメリット、将来性まで

  • BNBチェーンの仕組みや特徴をもっと詳しく知りたい
  • DeFiサービスにはどんなものがあるの?
  • イーサリアムの違いは何?

こんな悩みを解決できる記事になっています!

こんにちは。あまねです。

BNBチェーンは、世界最大の仮想通貨取引所バイナンスが開発した独自のブロックチェーンで、イーサリアムなどを参考にしながらより高速で低コストな取引の実現を目指しているからです。

この記事を読み終えることで、基本的な仕組みや特徴を理解できるだけでなく、具体的なメリットやデメリット、将来性まで見通せるようになります!

前半では『BNBチェーンの特徴と主要な5つのメリット・デメリット』について解説し、後半では『主要なDeFiプロジェクト5選と今後の将来性』について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

本記事の信頼性

  • 仮想通貨で年間利益100万以上(納税も経験)
  • NFTゲームで人を雇う(マネージャー)経験
  • 仮想通貨歴3年、DeFiで500万以上を運用中
  • 仮想通貨取引所MEXCの元社員

なお、DeFiを始めるにあたっては手数料や購入にあたって、ETH(イーサリアム)が必要になります。 少額でもよいので仮想通貨取引所で事前に購入しておきましょう。

BNBチェーンとは?

BNBチェーンとは、世界最大の仮想通貨取引所バイナンスが開発・運用している独自のブロックチェーンです。

BNBチェーンは、イーサリアムなどを参考にしながら、より高速で低コストなトランザクションの実現を目指しています。 BNBチェーンの主な特徴は以下の通りです。

BNBチェーンの主な特徴

  • 独自のコンセンサスアルゴリズムを採用
  • イーサリアムとの高い互換性
  • バイナンスエコシステムの中継役

それぞれ解説しています。

独自のコンセンサスアルゴリズムを採用

BNBチェーンは、独自開発したPoSA(Proof of Staked Authority)というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。

あまね
あまね

PoSAってなんなのさ…と思う人もいらっしゃるかと思いますので、簡単に説明します。

PoSAは、PoS(Proof of Stake)とPoA(Proof of Authority)を組み合わせたハイブリッド型のアルゴリズムで、高速かつセキュアなトランザクションを可能にしています。 また、バリデーターの役割を担うノードに一定の権限を与えることで、より効率的なネットワーク運用を実現しています。

イーサリアムとの高い互換性

BNBチェーンはEVM(イーサリアム仮想マシン)との互換性を持つように設計されています。

そのため、イーサリアム上で開発されたDAppsをほぼそのままで動作させることができます。

これにより開発者の負担が大幅に軽減され、エコシステムの拡大につながっています。

バイナンスエコシステムの中継役

BNBチェーンはバイナンスエコシステムの中心的な存在となっています。

バイナンスチェーンとの連携により、取引所などのCeFiサービスとDeFiプロジェクトの橋渡し役を担っています。

また、BNBトークンを介して、様々なプロジェクトとの相互運用性を高めています。

BNBチェーンの5つのメリット

BNBチェーンには以下のような主要な5つのメリットがあります。

BNBチェーンのメリット

  • 低コストで高速な取引が可能
  • BNBトークンのステーキングでパッシブ収入
  • 多様なトークンに対応した広範なエコシステム
  • イーサリアムとの互換性によるDApp開発の容易さ
  • CeFi寄りの一定の信頼性

それぞれ解説していきますね。

低コストで高速な取引が可能

BNBチェーンは独自のPoSAアルゴリズムにより、1秒あたり数百件のトランザクションを低コストで処理できます。

通常のイーサリアムと比較すると、トランザクション手数料は100分の1以下に抑えられており、DeFiユーザーにとって大きなメリットとなっています。

 BNBトークンのステーキングでパッシブ収入

バリデーター(ノード)は、ネットワークの維持・運営に協力する見返りとしてBNBトークンを報酬として受け取ります。

一般ユーザーもバリデーターにBNBをステーキング(預け入れ)することで、バリデーターが得た報酬を山分けしてもらうことができます。

これによりBNB保有者は、ネットワークの安定化に貢献しながらパッシブ収入を得られるのです。

多様なトークンに対応した広範なエコシステム

BNBチェーンは、イーサリアム資産との高い互換性から多様なトークンをサポートしており、DEXやレンディング、NFTなど幅広い分野のDeFiプロジェクトが立ち上がっています。

バイナンス経由で購入できる数多くのアルトコインともシームレスに連携可能で、トークンの取引や活用の幅が非常に広いのが特徴です。

イーサリアムとの互換性によるDApp開発の容易さ

先述の通りEVMと互換性があるため、イーサリアム上のスマートコントラクトを簡単にに移行できます。

実績あるイーサリアムの資産やインフラが利用できるため、開発コストを大幅に削減でき、DApp開発が容易になっています。

CeFi寄りの一定の信頼性

BNBチェーンはバイナンスという仮想通貨取引大手が運営するチェーンであるため、他の分散型プロジェクトよりは中央集権的な性質があります。

しかしその分、バイナンスのブランド力と豊富な資金力、セキュリティ体制を背景に一定の信頼性が担保されているのも事実です。

完全なDeFiと完全なCeFiの中間的なポジションにあるのがBNBチェーンの特徴と言えるでしょう。

BNBチェーンの5つのデメリット

一方でBNBチェーンにはいくつかのデメリットや課題も指摘されています。

それらは以下の通り。

BNBチェーンのデメリット

  • バイナンスへの依存による中央集権的リスク
  • 分散度が低いPoSAアルゴリズムの課題
  • スケーラビリティの限界
  • 定期的なBNBトークンのバーンによるデフレリスク
  • ハッキングや流出事故の発生

それぞれ解説していきますね。

バイナンスへの依存による中央集権的リスク

前述の通り、BNBチェーンはバイナンスという一企業に大きく依存しているため、単一障害点になるリスクは否めません。

何らかの理由でバイナンスの事業が立ち行かなくなれば、エコシステムにも大きな影響が出る可能性があります。

分散度が低いPoSAアルゴリズムの課題

PoSAは高速性とスケーラビリティに優れた一方、バリデーターの数が21と限定的なため、ネットワークの分散性や耐障害性の面では課題があるとの指摘もあります。

大多数のバリデーターが結託すれば、不正が働かれる危険性も完全には払拭できません。

スケーラビリティの限界

BNBチェーンは現状、1秒あたり数百件程度のトランザクションが限界とされています。

将来的に利用が爆発的に増えた場合のスケーラビリティについては未知数の部分があります。

定期的なBNBトークンのバーンによるデフレリスク

BNBチェーンはBNBトークンを定期的にバーン(焼却)することで、トークン価値の維持を図っています。

しかしバーンによる人為的な供給量削減は、需給バランスを崩してしまい、インフレを引き起こすリスクもはらんでいます。

ハッキングや流出事故の発生

BNBチェーンでは、2022年10月に大規模なハッキング被害が発生し、約1億ドル相当のBNBトークンが盗まれる事態となりました。

スマートコントラクトの脆弱性をついた攻撃で、BNBチェーンの安全性に一定の疑問符がつきました。

BNBチェーンを使ったサービス・プロジェクト5選

BNBチェーン上では、様々な分野で多数のDeFiプロジェクトが稼働しています。

その中から代表的なものを5つピックアップしてみました。

BNBチェーンの代表的なプロジェクト

  • PancakeSwap
  • Venus
  • Alpaca Finance
  • 1inch
  • Beefy Finance

PancakeSwap

BNBチェーン上で最も有名なDEX(分散型取引所)。

トークンのスワップ、流動性の提供、ファーミングなどが可能で、ユーザーフレンドリーなインターフェースが特徴です。

PancakeSwapについては、以下の記事で詳細に解説していますので、参考にしてください。

Venus

BNBチェーン上のレンディングプラットフォーム。

ユーザーはBEP20トークンを担保に資金を借り入れたり、利子を得るために資産を提供したりできます。

Alpaca Finance

BNBチェーン上のレバレッジ型イールドファーミングプロトコル。

レバレッジを効かせることで、通常よりもハイリスク・ハイリターンな運用が可能になっています。

1inch

マルチチェーン対応の分散型取引所アグリゲーター。

複数のDEXから最良のレートを見つけ出してトークンを交換できる。BNBチェーン上でも利用可能です。

Beefy Finance

BNBチェーン上の自動複利運用プラットフォーム。

ユーザーに代わって最適な投資戦略を自動実行し、複利効果で資産を増やしていくことができます。

今後のBNBチェーンの将来性と課題

BNBチェーンは今後も利用拡大と発展が期待される一方、競合プロジェクトとの差別化や規制リスクなど課題も抱えています。

今後のBNBチェーンの将来性と課題

  • DeFiプロジェクトでの更なる採用と利用拡大
  • ETH 2.0など競合プロジェクトとの差別化
  • 規制強化などのカウンターパーティーリスク
  • BNBサイドチェーンなど新技術のアップデート

それぞれ解説しています。

DeFiプロジェクトでの更なる採用と利用拡大

BNBチェーンはイーサリアム互換の利点を活かし、今後もDeFi分野でのプレゼンスを高めていくことが予想されます。

より使いやすく革新的なDAppsが登場することで、エコシステム全体の利用が拡大していく可能性は高いでしょう。

 ETH 2.0など競合プロジェクトとの差別化

イーサリアムは現在ETH 2.0へのアップグレードを進めており、将来的にはBNBチェーンと同等以上のスケーラビリティを実現する計画です。

Solanaなども台頭してきており、コスト面だけでなく、ユニークな付加価値の提供が求められます。

規制強化などのカウンターパーティーリスク

BNBチェーンを含む仮想通貨業界全体に対する規制の動きは世界的に強まりつつあります。

新たな規制によってバイナンスの事業が制限を受けたり、利用に制約がかかったりする可能性は無視できません。

 BNBサイドチェーンなど新技術のアップデート

BNBサイドチェーンなどのスケーリングソリューションの開発を進めており、さらなるスケーラビリティ向上が見込まれます。

しかし技術的なハードルは高く、実用化までにはまだ時間がかかりそうです。

まとめ

BNBチェーンとは何か、特徴や仕組み、5つのメリットとデメリット、主なサービス、将来性と課題まで解説しました。

世界最大級の取引所バイナンスをバックに、イーサリアム互換のスマートコントラクトを高速・低コストで利用できるプラットフォームとして、今後もDeFi分野で重要な役割を担うと見られるBNBチェーン。

一方で、中央集権的なリスクや技術的な課題も抱えており、その動向から目が離せません。

バイナンスの動きとともに、関連プロジェクトの行方を注視していきたいですね。

BNBチェーンをはじめ、DeFiを始めるには、多くの場合はETH(イーサリアム)が必要になります。

仮想通貨取引所で事前に購入しておきましょう。

以上で本記事を終わります。最後までお読みいただきありがとうございました。

当サイトで使用する「仮想通貨」とは、「暗号資産」を指します。

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